皆さんは「中小企業診断士」をご存じでしょうか?
今回は私が取得合格を目指している「中小企業診断士」の紹介をしたいと思います。
中小企業診断士とは?
以前の日経新聞の「取得したいビジネス関連資格」の記事で上位がTOEIC等の英語資格が占める中で第6位に全体の12%で「中小企業診断士」がランキングされておりました。
コメントにも記載されておりましたが、経営についての幅広い知識を習得することによって自身の現在の仕事に生かすのはもちろん、今後の「キャリアップ」「転職」「独立開業」のためにも非常に有用な資格となっているという皆さんの認識の様ですね。
実際に一般社団法人 中小企業診断士協会のHPを見ると詳細が・・・
中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。
中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です
https://www.j-smeca.jp/contents/002_c_shindanshiseido/001_what_shindanshi.html
中小企業の相談相手として「経営の診断や経営に関する助言」を行う(行える)人の事を指し、国家資格としては唯一の経営コンサルタント資格に位置しています。
私も社会人なって知ったのですが、日本の企業のほとんどが中小企業です。世界を代表する大企業であっても、それを支えているのが中小企業であり、正に縁の下の力持ち・・・これから企業があって我々の生活が成り立っているのだと思います。
中小企業診断士にはどうやったらなれるの?

中小企業診断士ですが、資格ですので当然試験があります。
どんな試験をパスすれば診断士になれるのでしょうか・・・?
- 1次試験(経済学・財務会計・企業経営理論・運営管理・経営法務・経営情報・企業経営)
- 2次試験(筆記試験・口述試験)
- 実務補習
なんと・・・三段階もパスしないと合格できません(泣)
もう少し詳しく見ていきましょう
1次試験の内容
中小企業診断士になるのに必要な学識を有しているかどうかを判定することを目的として、企業経営に関する7科目について、筆記試験(多肢選択式)を行います。
年に1回(大体8月)かつ7科目を2日間って・・・大学受験時のセンター試験ばりですね。2日間を乗り切る精神力も必要そうです。
2次試験の内容
中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし、診断及び助言に関する実務の事例並びに助言に関する能力について、筆記試験及び口述試験を行います。
7科目合格を突破するとようやく2次試験(大体10月)です。筆記試験に加えて口述試験!もあります。ただ口述試験はよっぽどのことが無いと落ちないとの事です。
問題は筆記試験。計4問ありますが、事例(与件分)をもとに”私ならこうする”といった実際の診断士に求められる様な応用的な能力を試されます。
3実務補習
実際に診断士として適切な助言等が行えるかを”実務”を通じて学びます。
2次試験の合格後3年以内に実務補習を15日以上受けるか、診断実務に15日以上従事する必要があります。
これをパスすると・・・ようやく中小企業診断士として登録を行うことができます。
めまいがしそうな長い道のりですね。。。
中小企業診断士の合格率は?

合格率はなんと4%!。そして合格までの平均取得年数は3年との事です。
狭き門・・・そして長い道のりですね。
私が思うこの合格率と取得年数の長さですが下記理由からかな?と思っております。
- 年に1回しか試験が無い
- 1次試験が7科目もあり全科目合格が必要
- 2次試験で論理的な思考が求められる記述試験がある
- 実務補習が必要
- 受験生が学生等ではなく、現役のビジネスパーソンである
中小企業診断士 取得するメリットは・・・?

上記の様に合格率4%で、一般的な取得勉強時間1,000時間といわれている中小企業診断士の資格ですが、「費やした時間と労力に対して得られるメリット」はどうなんでしょうか?
税理士や弁護士等の超難関資格に対して、やや難関と称される診断士ですが、1点だけ前述の資格と違う点があります。
「中小企業診断士は独占業務が無い」
はい。診断士の資格を持っていないとできない事はありません。
診断士資格の事を「足の裏の米粒」と評される理由がここにあります。(足の裏に付いたご飯は”取っても食べられない”ですよね。すっごい皮肉的な表現ですね。
合格者さんの体験記等を見るとやはり冒頭の「キャリアップ」「転職」「独立開業」につながったと、これをメリットに掲げている方が多いですね。
そういう私は・・・ブログタイトルにもある様に「独立開業」を目指しています。
なぜそれを目指しているのは、別記事で記載したいと思います。
コメント